Wednesday, January 05, 2011

8割が死なずに済んだのに…事故分析で明らかに

静岡県内で発生した自動車運転中の死亡事故で、シートベルトを着用せずに死亡した運転手や同乗者の約8割が、着用していれば一命を取り留めていた可能性があることがわかった。
 車外に放り出されて死亡したケースでは、全員が死なずに済んだ可能性が高いという。
 調査は、県警交通企画課が、2008年から10年11月末での約3年間に起こった死亡事故を分析した。
 自動車乗車中に事故で死亡した172人のうち、シートベルトを着用していなかったのは61人。事故の状況などを分析した結果、49人は着用していれば助かった可能性があると推測された。
 車外に投げ出されて死亡したケースに限れば、着用の効果は一層高いことも分かった。09年~10年11月末の間に死亡した運転者7人、後部座席の同乗など5人の計12人を分析したところ、全員がシートベルトの着用で助かっていた可能性が高いという。
 実際、昨年11月1日、沼津市の東名高速上り線で、トラックに追突されたトラック運転の男性(当時71歳)が、フロントガラスを突き破って車外に投げだされ、頭を強打して死亡した事例でも、着用すれば車外放出は防げたという。(読売)

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