悪環境で細菌の変異多発、多様性を保つ仕組みか
大腸菌を通常より厳しい環境で増やし続けると、突然変異が多発するように菌が変化することを大阪大と東邦大(千葉県)、弘前大(青森県)のチームが23日までに突き止めた。523日をかけ、7560世代にわたる培養実験をした結果。
チームによると、この変化で、予期せぬ環境の異変に菌が対応しやすくなるという。四方哲也大阪大教授は「生物が多様性を保つ仕組みが働いたのだろう」としている。
チームは37度が増殖に最適な大腸菌を41度で培養。いったん増殖速度が落ちるが、環境に適応する突然変異が起き、盛んに増えるようになった。この大腸菌を43度、45度で培養しても、同じような経過で適応した。(山陽) Tweet

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