Monday, December 13, 2010

コレステロール値が過度に下がる病気

検診の結果、血中のコレステロール値が正常より低すぎるという方には、甲状腺機能亢進症という病気が潜在していることに医師が早く気がつけば、甲状腺機能亢進症が早く診断される、ということをお話ししたい。
 甲状腺機能亢進症は若い方、老いた方にも起こる、甲状腺からのホルモン分泌過多による病気で、眼球が少し前方に膨れるものには、バセドウ病と命名される。
 この場合、のど元にある甲状腺を医師が手で触診すると、少し腫れているのが分かり、次のような症状が現れる。
 体重減少(食事を充分にとっていてもやせる)、微熱がでる、心臓の動悸がする、汗をかきやすく、皮膚面が少し湿っている。
 このような患者の血液を採って調べると、血中のT3、T4という甲状腺ホルモンの値が高い。聖路加国際病院 日野原重明先生(読売)

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