Monday, November 22, 2010

たばこ、メントールの使用規制を

喫煙による健康被害の低減を目指す世界保健機関(WHO)のたばこ規制枠組み条約の第4回締約国会議が20日まで、南米ウルグアイのプンタデルエステで開かれ、メントールなどの「添加物」の使用を禁止・制限するよう各国に規制強化を促すガイドラインを全会一致で採択、閉幕した。
 添加物の規制は今回初めて議論。法的拘束力はなく各国が取り組むべき施策を提示しただけだが、日本は同条約事務局予算の最大拠出国だけに、今後、積極的な対策が求められそうだ。
 添加物によって嗜好性をより高めることで、健康被害を一層拡大させる可能性があり、会議筋によると、たばこを巻く紙に着色するインクや顔料、甘味成分なども規制対象になった。禁煙教育の推進や、たばこ需要減少に向けた施策の強化でも一致した。
 煙が出ない電子たばこも議題になったが、たばこの葉を使わない製品を規制対象とするか疑問視する声もあり、2012年後半に韓国で開かれる次回締約国会議に議論が持ち越された。(共同)

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