Wednesday, March 09, 2011

自閉症「目を見ない」神経伝達物質の働き弱く

自閉症に特徴的な相手の目を見ない症状は、顔を認識する部位の神経の働きが弱いのが原因であることが、浜松医科大などの研究で分かった。
 視線を合わせないため、相手の気持ちが読めなくなっている。8日付の米精神医学誌に発表した。
 同大の鈴木勝昭・准教授らは、脳の下側にある表情の認識に重要な「紡錘状回」に注目。陽電子放射断層撮影(PET)装置を使い、18~33歳の自閉症患者20人で、この部位の働きを詳しく測定して、健常者と比較した。その結果、脳の活動を調節するアセチルコリンという神経伝達物質の働きが、自閉症患者では2~4割弱くなっていることがわかった。アセチルコリンの働きが低いほど、相手の気持ちが読めないという症状も強かった。(読売)

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