冬眠の熊は極限状態、心拍数は最少で毎分9回
冬眠中の熊は、心拍数が最少で毎分9回まで減るなど、極限まで生命活動が抑えられることを、米アラスカ大などの研究チームが突き止めた。
18日付の米科学誌サイエンスで発表する。
研究チームは、アラスカ州当局に捕獲されたアメリカクロクマ5頭に、心拍計などを埋め込み、赤外線カメラや酸素計測機器を備えた巣穴で冬眠させた。その結果、心拍数は通常の毎分55回から、最少で9回まで減り、拍動の間隔は20秒に及ぶこともあった。
また、5~6度の体温低下で代謝は25%まで落ちたことも判明した。これまで代謝を半減させるには、10度下げる必要があると考えられてきた。熊の通常の体温は37~38度だが、冬眠中は30~36度の間を、数日周期で行き来するサイクルも新たに見つかった。(読売) Tweet

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