全盲男性ホーム転落、死亡 目白駅
十六日午後五時十五分ごろ、東京都豊島区のJR目白駅ホームで、山手線外回りの線路内に豊島区北大塚一、マッサージ師武井視良(みよし)さん(42)が転落、進入してきた電車にはねられ死亡した。武井さんは全盲で誤って転落したとみられ、即死状態だった。
目白署によると、武井さんは、スポーツクラブの新年会にやはり全盲の妻(55)と一緒に参加し、帰宅する途中だった。
上野駅から山手線内回り電車に乗り、大塚駅で降りる予定だったが、二人とも寝過ごして二駅先の目白駅で降車した。大塚駅に戻るため反対側の外回りのホームに向かった際、誤って転落したらしい。
妻は、先に歩く武井さんが背負っていたリュックサックをつかみ、後ろをついて歩いていたが、周囲の「危ない」との声と同時に武井さんだけが転落し、直後に電車が進入したという。武井さんと妻はともにつえを持っていたという。
目白駅には点字ブロックはあったが、ホーム柵などはなかった。
JR東日本によると、山手線外回りは一時運転を見合わせ、十七本に最大約一時間の遅れが出て、乗客約三万二千人に影響した。(東京) Tweet

0 Comments:
Post a Comment
<< Home