臓器提供の検証、簡略化へ病院の訪問調査省略も
脳死者からの臓器提供に関する厚生労働省の検証会議(座長・藤原研司横浜労災病院名誉院長)は14日、昨年の改正臓器移植法施行前の提供例について、検証作業を簡略化し、迅速に検証を進めることを決めた。
提供病院などから提出された書類に疑問がなければ、専門家による病院への訪問調査を省略するなどの見直しが検討されている。2月に開かれる厚労省臓器移植委員会に提案する。
検証会議はこれまで、提供病院の医師らから聞き取りをするなどして救命治療や脳死判定の妥当性を検討してきたが、作業は遅れ、改正前の20例以上の検証が済んでいない。改正法で始まった家族の承諾による提供例は14日現在30例あるが、検証方法は未定で作業は始まっていない。(山陽) Tweet

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