Monday, August 23, 2010

「処暑」なのに「猛暑」

23日は暑さが和らぐとされる「処暑」。しかし、午前中から各地で気温が上がり、正午までに東京・練馬では36・0度、大阪市でも35・2度を記録した。気象庁によると、今週中も西日本を中心に35度以上の「猛暑日」が観測される見込み。9月に入っても平年より暑い日が多いといい、厳しい残暑は当分続きそうだ。23日は午後0時44分に東京・大手町で34・9度、名古屋でも午前11時18分に34・4度となっている。
 同庁によると今週も最高気温は東京で33~35度、名古屋で33~35度、大阪で34~36度となる見通しで、全国的に平年より2、3度高い状況が続きそう。9月前半も各地で30度以上の「真夏日」が相次ぐという。8月中旬(11~20日)の西日本の平均気温は平年より2度高く、1961年の観測開始以来最高を記録。東日本も1・8度高く、過去2番目となった。今月22日までに、東京(大手町)では猛暑日が8日あり、過去2番目に多かった2001年に並んだ。名古屋は14日、大阪は23日も含めると17日あった。
 同庁の分析では、最近の猛暑は、お盆から日本列島が太平洋高気圧に覆われており、その上空にも大陸からの高気圧が張り出して、上空の気温も下がらないことなどが原因という。また、南米ペルー沖の赤道付近の海面水温が上昇するエルニーニョ現象が昨年夏から今年春まで続いた影響で、北半球で気温を押し上げていることも関係している。(読売)

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