大動脈解離見落とし男性死亡
北九州市は14日、市立八幡病院(同市八幡東区)で昨年4月、胸の痛みなどの症状で救急搬送されてきた30代の男性=同区在住=の大動脈解離を見落としたため、男性が死亡したと発表した。
病院によると、昨年4月14日、胸の痛みや呼吸困難などを訴えた男性を、50代の男性内科医が「ストレスが原因の過呼吸症候群」と診断。男性は15日と17日にも受診したが、パニック障害の内服薬や鎮痛剤を処方した。
男性は19日に容体が急変、別の病院に運ばれ大動脈解離の疑いが判明し、さらに病院を移して治療を受けたが死亡した。
病院は、最初に激しい痛みを訴えなかったためストレスが主因と決めつけたのが原因と説明。遺族から損害賠償を請求され協議中という。
市川光太郎院長は「ご本人とご遺族に心からおわびし再発防止に努める」と陳謝した。(山陽) Tweet

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