Tuesday, June 15, 2010

なぜアフリカでW杯を行うのか

W杯の開催のみならず、現在、アフリカは世界中の耳目を集めている。事実、アフリカ諸国の政治経済状況は、2000年以降、改善されつつある。
多くのアフリカ諸国が域内の石油産出国や南アフリカを初めとした南部アフリカ諸国の活況を受け、2005年には5.2%、2006年には5.7%、2007年には5.8%という高い成長率を記録し、2008年にはそのレベルを維持し、輸出額も拡大していた。 
こうした状況下で行われる2010年南アフリカW杯は、歴史的に重要なものであり、南アフリカのみならずアフリカ大陸全体に希望をもたらすものでなければならない。2000年7月の2006年の開催権を巡る選挙においては、3回戦まで縺れ、南アフリカはドイツに敗れる。
アフリカ開催を断言していたとしても、南アフリカという選択は、ブラッター会長による政治的かつ経済的な選択でもあった。南アフリカはこのW杯に多くの期待を寄せている。W杯に出場している他のアフリカ諸国も様々な経済的且つ政治的W杯特需を期待している。
「アフリカの年」から50周年という節目の2010年に行われる南アフリカW杯は、アフリカ人一人一人に自信と勇気を与え、アフリカの連帯や団結心を更に高め、大陸に対する注目度を今以上に高めることに資することとなろう。(読売)

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