そううつ病へ理解求め患者会設立
そううつ病(双極性障害)への幅広い理解や当事者同士の相互扶助、治療対策の推進などを目指す患者団体「日本双極性障害団体連合会」が設立され、東京都内で5日、記念の講演会が開かれた。
作家北杜夫さんの長女斎藤由香さんはそううつ病の北さんを中心とした家族の生活風景をユーモラスに紹介。「家族は振り回されたが、父を嫌いになったことはない。父は『病気は必ず治るものだ』といつも言っています」と語った。
作家の絲山秋子さんは自身の体験談を披露。症状を認識するために「自分で指標を作るといい。病気は人生の一つの経験」とアドバイスし「体調はコントロールするもの、時間は自分が管理するもの。これらができればもうちょっと病気が楽になると思う」と述べた。
講演会には首都圏を中心に当事者や家族ら約180人が参加。当事者らの質問に応じる座談会や、当事者の体験発表もあった。(山陽) Tweet

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