ギョーザ中毒事件で中間報告要求
中国製ギョーザ中毒事件をめぐり岡田克也外相が、中国での毒物混入を認めた「中間報告」を早急に行うよう中国側に求めていたことが分かった。複数の日中外交筋が31日、明らかにした。
発生後2年近くたっても真相解明が進まないことから「少なくとも混入したのは中国と特定するなど現状を打開する必要がある」と判断した。「対中関係重視の政権だからこそ真相解明を要求できる」(政府高官)との期待もあり、来年に予定する鳩山由紀夫首相訪中までに報告を得たい考えだ。
日中外交筋によると、岡田氏は9月28日に上海で行われた外相会談で、中国で発生した同じ製造元のギョーザによる中毒事件を挙げながら「中国で混入された可能性が極めて高い」と指摘し、混入場所特定を要求した。中国の楊潔チ外相は「国際的な犯罪であり場所特定は困難」と答えたが、岡田氏は早急な対応を迫った。
10月10日に行われた日中首脳会談でも、鳩山首相が「中国側で混入した」との見方を示し、特定するよう促した。ただ温家宝首相は、会談前に捜査当局の最高幹部を呼んで報告を受けたと説明するにとどめた。(共同) Tweet

0 Comments:
Post a Comment
<< Home