三陸沖の海水温、高いと猛暑
太平洋の三陸沖を中心とした海域で6月以降の海水温が高いと、日本が猛暑になりやすいことを、海洋研究開発機構の中村元隆・主任研究員らが突き止めた。
猛暑になった今年も6月上旬から海水温が高かった。海水温の異常は6月ごろから現れるため、猛暑や冷夏を2か月前に予測する精度の向上に役立ちそうだ。
研究チームは、1957年から45年間の海水温のデータを分析。三陸沖から北海道東方沖の数千キロ・メートルの帯状の海域で、夏の海水温が平年より高い年は猛暑になる傾向があった。
高い海水温が大気の状態を変えた結果、日本上空の偏西風の流れが北側にずれ、暖かい南風が入り込みやすくなっていた。逆に、海水温が低い年は偏西風が南側にずれるため、冷夏になることが多かった。(読売) Tweet

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