Wednesday, August 11, 2010

移植番組見て提供意思

改正臓器移植法に基づき、家族の承諾で初めて脳死判定された20代男性の臓器摘出は10日朝までに、すべて終了した。
 摘出された心臓と肺、肝臓、腎臓、膵臓は、男性が入院していた関東地方の病院から移植希望患者がそれぞれ待機する病院に搬送され、移植手術が順次始まった。
 一方、臓器をあっせんする日本臓器移植ネットワークは同日朝、男性が「家族で臓器移植関連のテレビ番組を観ていた際、口頭で臓器の提供意思を示していたため、家族は本人の意思を尊重した」とする家族のコメントを発表した。
 移植病院から医師らが到着したのは9日深夜。臓器摘出は10日午前7時前までに終わった。
 心臓はヘリコプターで羽田空港へ。チャーター機で伊丹空港に運ばれ、パトカーの先導で国立循環器病研究センター(大阪府)に同日午前6時36分到着し、重い心臓病の20代男性への移植手術が始まった。
 肝臓は同6時過ぎ、タクシーで東京大学病院に着き、移植手術に入った。肺は同9時過ぎに岡山大学病院に、腎臓は同8時前に群馬大学病院にそれぞれ到着し、手術が始まった。腎臓と膵臓は同9時過ぎに藤田保健衛生大学病院(愛知県)に着き、手術に入った。(読売)

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