移植ネット理事の一問一答
厚生労働省で9日記者会見した、日本臓器移植ネットワーク理事の小中節子医療本部長の一問一答は次の通り。
―臓器の提供病院が明らかになっていない理由は。
「家族の要望で、個人を特定されないよう公表を控えてほしいと言われた」
―提供に至る経緯は。
「本人が家族との会話の中で『万が一のことがあったら臓器を提供してもいい』と話していた。本人の口頭による意思表示を尊重して、臓器提供することを家族の総意として決めた」
―臓器提供という選択肢を病院側が提示したのか。
「把握していない」
―本人は脳死からの臓器提供を希望していたのか。それとも心臓死後の臓器提供を希望していたのか。
「脳死とか心停止とか明確に言ったかどうか、把握していない」
―本人が臓器提供意思を持っていたとしても、脳死判定に従う意思を持っていたかどうかは確認していないということか。
「確認していない」
―家族とは具体的には両親か。
「どういう家族かは言えない。人数は数人以上。3~4人ぐらい」
―男性が家族に話してから翻意した可能性はないのか。
「会話した後の本人の意思に変化がないと家族が判断されたと受け取っている」
―書面による意思が不明な中で、脳死下の臓器提供が行われた意義は。
「意思不明ではなかったと考えている。過去にも本人が口頭で意思を示していたのに移植ができなかった例があった。そういう方の意思を尊重できる新しい一歩になったと認識している」(山陽) Tweet

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