Monday, June 21, 2010

エチゼンクラゲ、人工繁殖成功

越前松島水族館(福井県坂井市三国町崎)が、エチゼンクラゲの人工授精による繁殖に成功した。
 人工授精による成長の研究例は少ないという。同水族館は誕生したエチゼンクラゲを展示、「成長のメカニズムを解明して、大量発生の抑制策を探りたい」としている。
 昨年12月に漁船の定置網に入り込んだエチゼンクラゲから精巣と卵巣を取り出して人工授精を行っていた。稚クラゲと、稚クラゲに成長する前のイソギンチャク型の「ポリプ」(体長0・5~1ミリ)を飼育しており、いずれも動物プランクトンを餌に順調に生育している。
 飼育員の小島貞昭さんは「エチゼンクラゲは厄介者と言われるが、触手の形態がきれいで観賞も楽しめる。今後は水温によって変化する成長過程などを研究し、生態を明らかにしていきたい」と話している。(読売)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home