Monday, October 25, 2010

感染症の次女放置、死なす

重度の感染症の次女を放置し死亡させたとして、長崎県警は24日、対馬市美津島町鶏知、会社員大串時恵容疑者(44)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。「食事はあげていたが、病状が悪化していることを周りに非難されるのが怖かった」と容疑を認めているという。
 発表によると、次女の和久聖良さん(当時17歳)に適切な治療を受けさせず、今年3月、重症の肺炎で死亡させた疑い。昨年6月中旬、両わきの湿疹が化膿した聖良さんを病院に連れて行ったところ、継続して受診するよう言われたにもかかわらず放置。聖良さんは症状が悪化し、今年2月頃から寝たきりで食事も取れなくなり、3月16日頃に死亡したとみられる。
 聖良さんは携帯電話で大串容疑者に「(病状が)つらいから救急車を呼んでもいい?」とメールを送っていたという。捜査関係者によると、昨年6月の治療を放置したため肺に細菌が入り、肺炎を起こして死亡したとの因果関係が判明したことから立件したという。
 大串容疑者は3月20日、両親に「娘が死んだ」と伝え、父親から聞いた知人が対馬南署に通報。署員が駆けつけたところ、聖良さんは洋服姿のままうつぶせで倒れ、わきの一部から骨が見えていたという。(読売)

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