医師等がトラブルに備え、護身術を学ぶ
病院の医師や看護師が患者から暴力を振るわれるトラブルが全国で多発していることから、国立病院機構宇都宮病院(宇都宮市下岡本町)の医師や看護師ら計約60人が、県警本部の警察官から護身術を学んだ。
近年、医療機関では、飲酒した患者や薬物中毒、暴力団関係者などの患者が、待ち時間の長さや治療方針などに不満を抱いてトラブルになるケースが相次いでいる。同病院では、そのような時の対応法を学んでおこうと、研修会を企画した。
この日の講師は、県警生活安全課などの警察官8人。職員が患者に手や体をつかまれた場合に足を踏んだり、ひじを使ったりする護身術を教えた。職員はペアを組み、お互いに護身術を練習しながら、自分や患者の身の守り方を確認した。
また、宇都宮東署の沖田順一生活安全課長も「患者に暴言を吐かれたら、録音したり、複数で立ち会ったりすれば、裁判でも証拠として役に立つ」などと対処法を伝授した。
同署管内では、同市竹林町の県救命救急センターで8月、点滴を受けた無職の男(45)が男性医師の右腕を殴る事件が発生している。(読売) Tweet

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