CD菌集団感染
さいたま市立病院は26日、入院患者8人から腸炎を起こす細菌の毒素を検出し、このうち71歳の男性が死亡したと発表した。8人は病棟の同じ階に入院しており、病院は院内感染の疑いが強いとみている。
病院によると、ほかの7人は男性4人と女性3人で、12日から25日にかけて毒素を検出。重症化の兆候はないという。
細菌はクロストリジウム・ディフィシル(CD)。抗生物質による治療で腸の常在菌のバランスが崩れた際に異常に増え、便を介してうつるとされる。国立感染症研究所が細菌の提供を受け、通常のCDより多量の毒素を出す強毒型かどうかを調べている。
死亡した男性は9日に脳出血の手術を受け、6人部屋で抗生物質の点滴を続けていた。17日に下痢を発症し、検便でCDの毒素を検出。翌18日に敗血症を併発し亡くなった。
手術後に手足を動かすことができず、看護師が病室で採便していた。同室の患者への感染は確認されていないという。(山陽) Tweet

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