Saturday, February 06, 2010

植物状態でも意思疎通

植物状態と診断された患者の中に、認知能力が残っている人がおり、特殊な装置を使えば周囲と意思疎通ができる可能性があるという研究結果を、英ケンブリッジ大などが3日付の米医学誌に発表した。
 意思疎通できないという前提で行われてきた患者に対する医療を考え直す必要がでてくるかもしれない。
 同大学の医師らは、頭部の外傷などで、周囲の呼びかけに反応がない「植物状態」と診断された23人を、脳の活動部位を可視化する機能的磁気共鳴画像(fMRI)装置で調べた。
 「テニスをしている」「自宅の中を歩いている」などの場面を想像するよう呼びかけたところ、4人で健常者と同じ脳の活動パターンが繰り返し表れた。
 研究チームは「将来、患者にどこか痛みがないかfMRIを使って聞くことが可能になる」としている。(読売)

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