Friday, November 20, 2009

がん初期治療61~36%、部位で大きな差

早期にがんが治療される割合は、臓器ごとの差が大きく、胃が6割に上る一方、大腸と肝臓、肺は4割以下であることが、国立がんセンターの分析で明らかになった。
 がん患者の症状の進行度(ステージ)を、国際的な基準に沿って初めて全国調査した。今後、海外のデータとも比較し、早期診断・治療へ向けた課題を探る。
 調査は、全国のがん診療連携拠点病院のうち、患者の登録制度が整っている305施設から、2007年にがんと診断された患者33万人分の情報を集めた。
 がんの進行度は、国際基準で0~4期の5段階に分けられる。このうち比較的初期にあたる0~1期での治療開始が、胃では61%だったが、大腸と肝臓が36%、肺が37%、乳腺は49%だった。
 同じ胃がんでも、初期の割合は都道府県によって47%から79%まで開きがあった。胃がんの初期患者は、37%が負担の少ない内視鏡治療を受けていた。一方、患者数は、大腸、胃、肺、乳腺、前立腺の順に多かった。(読売)

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