レジオネラ菌に集団感染
岐阜県は4日、高山市西之一色町の「高山グリーンホテル」の入浴施設を利用した愛知県や横浜市など50~70歳代の男女5人が、レジオネラ症を発症したと発表した。5人は肺炎で入院中だが、全員快方に向かっている。県は同日、安全確認ができるまでの間、入浴施設の循環浄化システムの使用停止と衛生管理の徹底などを文書で指導した。レジオネラ菌による集団感染は県内で初めて。
県によると、5人は9月30日~10月16日、同ホテルの入浴施設を利用し、10月19日~11月2日に肺炎の症状を訴えた。県が10月20日、入浴施設を検査したところ、女性用からレジオネラ菌を検出。5人のうち、横浜市の60歳代女性の菌を遺伝子検査した結果、入浴施設の菌と一致したため、同ホテルを原因施設と断定した。
入浴施設は温泉を循環浄化し再利用するシステムで、菌の検出後、循環浄化の使用を休止。水道水の掛け流しに変更し、一部を再開した。同ホテルの新谷尚樹社長は「お客様に申し訳なく、深くおわび申し上げます。今後、安全が確認でき次第、入浴施設を温泉に切り替えたい」と話している。(読売) レジオネラ症は、レジオネラ属菌を含んだエアロゾル(霧状になった水しぶき)を吸入することにより起こる気道感染症です。肺炎を中心とするレジオネラ肺炎と、肺炎にならない自然治癒型のポンティアック熱の2つの病型があります。 Tweet

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