日光市で医療観光、初の学会
医療サービスと観光を組み合わせた「医療観光」の振興を目指す「国際観光医療学会」が発足し、全国の医療機関や旅行業界の関係者らによる初めての学術集会が9日、栃木県日光市の日光東照宮で開かれた。
医療観光は政府の新成長戦略に盛り込まれ、中国人富裕層をはじめとした外国人観光客の誘致に期待が集まっている。
学会は、全国初の観光医療科を持つ独協医大日光医療センター(日光市)が中心となり設立。まだ個別の取り組みが先行している医療観光について、事例発表による問題の洗い出しや、全国的なガイドラインの策定など情報交換を進める方針だ。
集会には、福岡県の柳川病院や旅行会社の近畿日本ツーリストなどから約260人が出席。観光庁の柏木隆久・国際観光政策課長は「学会への期待は大きい。来年度は(医療観光専門の)予算要求もしている。連携をしながら広い視野で進めたい」とあいさつした。(山陽) Tweet

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